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まだ世にない、 新しいエンターテインメントを 創造する
代表取締役関口航太
株式会社ウェイブ代表取締役 関口に、起業したきっかけ、「メンバーが65歳まで成長し続ける」という経営理念に込められた思い、ウェイブの今後について話を聞きました。
ウェイブのはじまり
-起業したきっかけを教えてください。
新卒で入社した経営コンサルの会社で、自分の一生のキャリアプランを作成する機会がありました。その時に「自分の残りの人生をかけて、本気で取り組めるものってなんだろう?」ってことを改めて真剣に考えてみたんですよね。そこで出した結論が、何かを成し遂げるならビジネスの世界で勝負するしかないと思ったことがきっかけです。
30歳までに起業しようという目標を定め、20代の内は起業に役立つ経験を積もうと、いろいろやってみることにしました。経営コンサルタントを続けたり、アメリカにMBAを取りにいったり、IT系の上場企業で実際の事業経験を積んだりなどしていましたね。
ただ、なかなか人生は思い通りにはいかなくて。少しずつ計画がずれて、起業目標は35歳まで後ろ倒しになっていました。
ちょうど30歳の頃に、勤めていた会社で「新規事業をやりたい、やりたい」と言い続けていたら、新規サービスの立ち上げのチャンスをもらえることになりました。
-どんな新規事業だったのですか。
電子コミック販売サイトの立ち上げです。
おかげ様で事業は急拡大を続け、夢中で仕事に取り組み半分起業のことも忘れていたら、気が付けば34歳になってしまっていました。この時本当に起業すべきかどうか、正直相当迷いました。ちゃんと評価され、良い仲間もたくさんいたので。しかしここで目標をずらすともう起業できないと思い、起業を決行することにしました。
-事業プランは予め練っていたのですか。
恥ずかしながら事業についてはノープランでした。
いわゆる「起業したいがための起業」という形で、事業をよく考えないまま会社を辞めました。巷で言うところの典型的な失敗パターンですよね。ただ不思議と1年目から事業は順調に拡大しました。結果的に電子コミックという前職と同領域で事業を展開をしたので、これまで培ってきた人脈やノウハウがうまく生きた形となりました。過去に全力で仕事をしてきた分がちょっと報われたのかな?という感じでした。
経営理念への思い
-「メンバーが65歳まで成長し続ける」という経営理念は、どのような思いから生まれたのでしょうか。
起業の時の話が関係します。そもそも事業プランも無い状態だったので、起業は当初1人でするつもりでした。それにも関わらず「何か面白くなりそうだから、一緒に働きたい」という"奇特"なメンバーが2名現れ、期せずして会社は3名でスタートしました。
その時に「事業は何をするにしても、とりあえず集まってくれたメンバーが楽しく幸せになる会社を作りたい。そうしないとわざわざ起業した意味が無い」という思いが生まれたんです。
その後、会社は順調に成長して人も増えましたが、初期の思いは大事にしたいと思い、社員の幸せを第一に置いた経営理念を定めることにしました。ただ、ビジネスは綺麗ごとだけでは済みません。顧客に貢献できなければ事業は存続すらできない。そこで「成長し続ける」ことをキーワードに掲げました。
成長して不幸になる人はいないし、私達が成長すれば顧客にもより貢献できる。成長し続けることは決して楽では無いが、それを真剣に追及する組織にしたいと考えました。
目指すべき理想と働くメンバーへの期待
-ウェイブを今後どのような文化・社風にしたいですか?
私たちの会社はエンターテイメントを提供しているので、「仕事も遊びも全力で!」を常に心がけ、会社という組織を通じて一喜一憂できる環境を提供したいと考えています。学生時代は修学旅行や文化祭など、組織主導で提供されるイベントが多く、それによってさまざまな思い出ができますよね。社会人になると、そういったイベントが少なくなり、気づけば1年が過ぎていた、なんてことも多くありますよね。
会社は学校以上に多くの時間を費やす場所です。この時間を大切にしないともったいない。まずは仕事にメリハリをもって全力で取り組み、発表会や表彰式などを通じて一喜一憂できる環境を整えたいと思っています。
また、当社では部活動や全社イベントなどの交流施策にも力を入れています。「イベントを通じて会社の一体感を高め、事業部間のシナジーを促進しているのですか?」などと質問をいただくこともありますが、そんな難しい事は考えていません(笑)みんなで盛り上がって楽しい時間を過ごせるのであれば、それ以上の理由は必要ないでしょう。
-ウェイブで働くメンバーに求めることは?
当社は「65歳まで成長し続ける」という経営理念を掲げています。先ほどの話と重なりますが、何でも全力で取り組むことが成長の近道であると信じています。行動後の結果も大事ですが、それ以上に、全ての力を出し切るという姿勢が重要だと思っています。たとえ結果が思うように出なくても、知恵を絞ったり、粘り強くがむしゃらに行動することで確実に成長できます。
イメージとしては、ゲームの「ピンボール」のような感じです。勢いよく飛び出し、壁にぶつかって跳ね返り、最終的に元の位置に戻ったとします。振り出しに戻ったと思うかも知れませんが、途中でたくさんの壁にぶつかってスコアを積み上げているのです。何もせずにただその場にいた人と比べると、中身は大きく違ってきます。どれだけ壁にぶつかったかという行動量が大切なんです。人によって成長スピードは千差万別です。結果がすぐに出ることもあれば、そうでないこともあります。しかし、定年までの長いスパンで考えると、1年程度の差は誤差に過ぎません。不器用な人は努力でカバーして、確実に成長していけば問題ありません。
-現在の課題/今後チャレンジしていきたいこと
当社の課題はたくさんありますが、「私自身の成長」が一番重要だと感じています。社員が頑張って成長してくれても、会社の代表がいまいちであれば、その能力を十分に発揮することができません。ウェイブはこれまで成長を継続してこれましたが、今後も成長を継続・加速させるためには、私を含めたマネジメント層の継続的な改善が必須です。それに、当社は「65歳まで成長し続ける」という経営理念を掲げていますので、まずは最長老の私がそれを実現しないと説得力に欠けますよね(笑)
事業面の課題としては、「コンテンツ×エンジニアリング」を組み合わせたサービス開発が挙げられます。現在、インターネット界隈ではNFTやメタバース、AIなど、新しい技術分野が次々と現れています。こういった変化が起こるタイミングは、新しいサービスを生み出すチャンスです。
当社はコンテンツ制作もエンジニアリングも内製しており、この分野での強みを最大限に活かすことができます。ここにしっかりと投資し、新たな事業を生み出し続けることが今後の成長戦略に大きな影響を与えます。そして何よりも、新しい技術で新しいコンテンツを作ることは、メンバーのテンションがあがり、組織が盛り上がっていく機会となります!
最終的にはエンタメ業界のトップを目指しており、そのためには、まだ世にないサービスでグローバルに通用するものを創造することが必須です。チャンスはまだまだたくさん溢れていますので、どんどん挑戦していきたいと思っています。
代表経歴
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1994 - 1998
一橋大学 法学部
体育会系競技ダンス部に所属。全国大会にて団体優勝。 -
1998 - 2000
経営コンサルティング会社
カーディーラー向けの経営コンサルティングを担当。 -
2000 - 2001
インターネット・ベンチャー企業
貿易業務の仲介を行うネット・ベンチャーにて、VicePresidentとして東京オフィスの立ち上げに参画。 -
2002 - 2003
Rochester Institute of Technology (MBA)
インターネットマーケティング及びファイナンスを専攻。 -
2003 - 2010
携帯コンテンツビジネス会社
マネージャーとして、電子コミックなどの新規サービスを立ち上げ、それぞれを業界トップクラスまで成長させる。 -
2010 -
株式会社ウェイブ
自己資本にて会社設立。