株式会社ウェイブ

メンバーインタビュー

電子書籍の未来+コンテンツホルダー=ウェイブ

多々良 那也

マーケティング部 営業グループ マネージャー/2017年11月27日 中途入社

ウェイブに入社した経緯を教えてください。

僕の地元の静岡には『大道芸ワールドカップ』というイベントがあって、世界中から来た大道芸人が街中でパフォーマンスするんですよ。大道芸人の方を見て「人を楽しませてお金がもらえるなんて最高じゃん!」って思いましたね(笑)。その時から「人を楽しませて夢を与える仕事がしたい」と思うようになりました。最初の会社は雑誌の出版社を選びました。出版は夢を与えるものの一つだと思ったんです。しかし、出版社で働いているうちに紙媒体や雑誌業界全体が縮小に向かっているのを感じて、将来性が乏しいなと思い始めました。そこで電子書籍のデータ制作を請け負う会社に転職しました。電子書籍の出版にはまだまだ未来があるなぁと思ったんです。データ制作の営業としてたくさんの出版社とお仕事をしましたね。いろいろな案件に携わって感じたのはコンテンツホルダーって強いなということです。その時に電子書籍の作品を持つウェイブが登場します。アニメにも挑戦している会社で、作品の力を最大限に活用して利益を上げる仕事ができるのではないかと考えたことが転職の決め手でしたね。

やりがいは「作品のパワーを最大化すること」

-営業チームの仕事について教えてください。

ウェイブには、ComicFestaなどお客様に作品を提供する事業と、作品そのものを作る事業があります。僕らの仕事は、二つ目の事業で生まれる作品を書店様に営業してお客様に届けることです。そのために、『めちゃコミック』様や『コミックシーモア』様などの電子書店様に作品を配信していただけるよう営業しています。ただ配信されるだけではなく、限られた画面の中で目立つ場所に掲出してもらうために特集や施策を提案しています。作品の無料提供や値引きなどの販促特集、書店様との協業作品の制作、独占先行販売などの提案です。施策が終わった後には効果分析も行います。「特集名はこれでよかったのか」とか「1巻目だけじゃなく2巻目も割引したほうが効果でるんじゃないか」とかそんな議論がチーム内で行われていますね。書店様によっても売れるジャンルが違うのでそういった面も日々模索しています。考えた特集や施策によって売上が伸びたときやランキング上位になった時などは「作品のパワーを最大化する手伝いができた!」「世の中の人に作品を届けられた!」とやりがいを感じますね。

-営業チームはどんなチームですか?ミッションなどあれば教えてください。

営業チームは「作品の価値を守りながら売り上げを最大化する」をチームのミッションとして掲げています。作品を守ろうとしすぎて適切なタイミングで施策をできず売上が上げられない 。逆に売上を上げるために必要以上に無料化などをしてしまい作品の価値を下げてしまう。そうならないように施策を見極めることが重要です。決断が必要なときは気を付けていますね。営業チームはメンバーに権限を持って仕事をしてもらっているので、メンバーもミッションに沿った決断を下すために必要な情報をしっかりと集めなければなりません。それが結果的に営業や新しい施策を考える際に役に立っていますね。最近は、施策の効果分析精度が上がったり、バナーなどのクオリティが向上したりと、日々メンバーの成長を感じます。僕もメンバーに負けないよう頑張らなければ(笑)。

「トレンドをつかむ力」と「一般作の強化」

-他社様とお話する機会が多い部署ですが何か気づきはありますか?

営業としていろんな会社と話しをしているとウェイブのすごさを感じる場面もあります。トレンドをいち早く察知する力や売れ筋のタイトルを作るのが本当にうまい会社だなぁと。そういったトレンドを押さえた作品が多いので書店様での特集も組みやすいですね。ジャンルによってはウェイブが業界に先駆けてやっているものもあるので他の版元様や出版社様から「ウェイブってすごいですね」と言われることも多いです。すごく嬉しいことですよね。ただ他の会社も力をつけているのを感じるので嬉しい反面、危機感もあります。

-今後の課題があれば教えてください。

営業チームの大きな目標は、ウェイブを出版社として成長させることです。ウェイブはジャンルによってはトレンドを押さえた作品に定評がありますが、少年マンガや少女マンガなどの一般作についてはまだこれからです。そんな今だからこそできることもあるはずと考え、売り方研究の強化を行っています。毎週書店でジャンルごとの動きを調べる「競合レーベル調査」というものを行って、「あのレーベルはこんなことやっているよ」とか「いろんな施策を複合してやっていってるな」など研究をしています。この競合レーベル調査の成果が12月には一つの施策として身を結ぶ予定です。そういったものから一般作の販売も強化できれば良いですね。